11/18(木曜日)

G20からAPECまで...総理付通訳が語る「最も間近で見た菅外交」

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総理に通訳するY.Kさん

―――各2国間会談の時など、カメラが撮影している冒頭の場面では、けっこう菅総理は固い表情も見られましたけど、首脳同士だけになってからの会談本体も、ああいう雰囲気でしたか?

いいえ。相手国の首脳も、メモを持っていらっしゃる方もありますけど、話が進むうちに全くそれとは離れて、総理も先方も自由な発言を交わされることが多かったです。総理が発言されそうな事は、なるべく私達も通訳用に下調べをしておくんですが、その場で自然に出る話で初めて聞くことも、結構ありました。


―――じゃ、本当にその場で生まれる、首脳同士としてのコミュニケーションなんですね。

そうですね。ほとんど総理ご自身で、完全にキャッチボールされていました。それで、相手方の空気も変わってきます。たまに冗談っぽい発言を総理がされるんで、そうすると向こうの方も、にこやかに笑って下さったり。パーティーの席では、禅のお寺の話題になって、オバマ大統領が「自分も議会に臨む際には、常に禅の心を持たなきゃいけないかもしれないね」と言われて、総理が「私は座禅中に肩を打つ警策という棒で、妻に叩かれるような思いをしています」と答えられ、周りにいた首脳達も笑っていました。


―――しかし、国としてビシッと言わなければならない場面もありますよね。

それは、ありましたね。例えば、まだ国際的に意見がまとまっていない問題については、総理ははっきり、日本の立場を繰り返し主張されてました。「この方針は変えられないし、変えるつもりもない。国内的な合意も必要なんだ」と。


―――そういう時に、相手との関係を壊さないようにしつつ、こちらの主張をきちんと伝えるというのはなかなか難しいと思いますが、そういうところは?


相手の立場も理解しているということをちゃんと前置きで言われるので、相手も気を悪くしない感じでした。日本政府の立場はそうなんだな、と理解されてたんじゃないですかね。


―――この4日間付き添ってみて、菅外交への感想は?

今回みたいに首脳同士の個人的な信頼関係をもっと構築していけば、方針などが明確に伝わっていくんじゃないでしょうか。総理の言葉に「勇気づけられた」とか、けっこう多くの首脳に言われて、歓迎ムードでしたし。これからの菅外交も、積極的に展開して頂きたいと思います。



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