12/06(月曜日)

真横(司会者席)から見た総理記者会見

 

内閣広報官 M.C

 

今日、総理の記者会見が行われました。私の仕事は、普段は総理の報道対応や政府広報に関することが多いのですが、この総理会見における司会役も務めています。

 

総理会見は、今日のように国会の閉会直後など、国政の節目節目に行われていますが、新聞、テレビ、外国プレス、雑誌、ネット関係、フリーランスなど、様々な記者の方が参加できるような形で行われています。その結果、100人以上入る大きな官邸の記者会見室もいっぱいになり、熱気ムンムン、生中継もあるので、とても緊張します。

 

P201012061

今日の会見より/質問する記者を指名する広報官(右端)

 

私が初めて総理会見を司会した時の失敗談ですが、冒頭、出だしのタイミングがつかめず、総理から「もう喋り始めていいの?」というような顔でこちらの方を見られたのが忘れられません。

 

総理が外国出張する時は、訪問した国において、日本及び外国双方の記者の方が参加する「内外記者会見」というものを行っています。日本に生中継をすることも多く、時差もあるので、時間のセットに苦労します。日頃存じ上げない現地の外国プレスの方を指名して質問をして頂く必要もあり、これも初めての時は非常に戸惑いました。

 

P201012062

会見時、首脳の脇にはいつもこうして広報官が(左端)

 

ところで、総理は、記者会見の他にも、毎日、マスコミからの取材を受けています。これを業界用語で「ぶら下がり」と言っています。なにか健康器具みたいな名前ですが、これは、官邸の中の大ホールや会議室などで、テレビカメラの前で、総理と記者さんが一問一答、やりとりするものです。皆さんが、テレビのニュースなどで総理の姿をご覧になる機会としては、閣議前の様子などと並んでこの「ぶら下がり」が多いのではないかと思います。

 

「ぶら下がり」は、ほぼ毎日行われていますが、世界広しと言えども、テレビや新聞などを通じてではありますが、国民に対して、一国の最高首脳が、毎日、情報を発信するのは恐らく日本だけではないかと思います。毎日のこととなるとなかなか大変だろうなと思いますが、これも総理の務め、淡々とこなしておられて、さすがだなあと思います。

 

総理は、こういった記者会見や「ぶら下がり」を行う場合、事務方の作ってきた文章をそのまま会見で読まれるようなことはありません。あまり時間の無い時でも、必ずご自分で推敲を重ねられ、あくまで、自分の考え、言葉でしゃべるようにしておられます。また、今日は、ご自分で用意されたメモにも目を落とさずに、質問などに応じられていました。総理の一言は、非常に重いものがありますが、その緊張感の下で、考えていることを出来るだけ国民の皆様にご自分の言葉で発信したいと思っておられる今の総理の気持ちが伝わってくるような気がしています。

 



最新の5件
2011年08月29日
最終話【全力】「最後の1日まで」... 退任直前の取り組みと、これから
2011年08月29日
菅政権の仕事・総括報告(5):大震災からの復旧・復興とエネルギー政策の転換
2011年08月29日
菅内閣の一週間(8月22日~8月28日)
2011年08月28日
菅政権の仕事・総括報告(4):外交・安全保障
2011年08月27日
菅政権の仕事・総括報告(3):国民・市民の目線からの取組

KAN-FULL BLOGについて

日本の元気を回復する「カンフル剤」たるべく、カン総理がフル回転。KAN-FULL BLOG(カンフル・ブログ)は、本人直筆で、動画出演で、更にスタッフ証言等で、立体的に発信しています。

カテゴリ

  • KAN-FULL TV(28) 多忙な公務の数分の隙間を見つけては、カメラに向かって総理が構えずに語ります。
  • 一歩一歩(33) 派手なニュースにはなりにくくても、着実に進む菅政権の諸政策。わかりやすくお伝えします。
  • 先を見すえて/菅直人直筆のページ(48) 中長期的な政策テーマについて、思うところを総理自身が一人称で随時執筆。最も一般的な「ブログ」風のコーナーです。
  • 官邸雑記帳(26) 間近だから見える、総理周辺のあれこれ。官邸スタッフ等が気軽につづります。
  • 菅内閣の一週間(33) 先週の菅内閣で、何が起きたか、進んだか。主な会議や行事等の内容について、わかりやすくお伝えします。
  • RSS1.0
  • RSS2.0
KAN-FULL BLOG http://kanfullblog.kantei.go.jp/