01/18(火曜日)

【新シリーズ】23年度予算ここがポイント![1]

「元気な日本復活予算」、いよいよ来週審議入り 

 

来週にも召集される通常国会では、いよいよ23年度予算案の審議が始まります。政権交代後、新政権がはじめてゼロから取り組む本予算。この「一歩一歩」のコーナーでは、これから展開される国会審議の進展と並行して、シリーズで予算案の各ポイントを解説してまいります。
まず初回は、全体を概観します。

 

「成長と雇用」に重点、その具体策は?
総理自ら「元気な日本復活予算」と名づけた予算の最大のテーマは、「成長と雇用」
今後成長が見込まれる分野で雇用を創り出し、これからの経済成長につなげていくための政策を、盛り込んでいます。

 

たとえば、環境・エネルギー分野は、今後、大きな成長が見込まれる上に、日本が高い技術力を誇り、「強み」をもつ分野です。関連する産業や研究開発を積極的に支援し、新たな雇用を生み出します

 

私たちの将来までの安心に不可欠な年金・医療・介護などの社会保障分野でも、今後、需要の伸びや雇用の創出が見込まれます。

 

地域医療の再生、高齢者が住宅生活を継続できるようなサービス推進など、より一層のサービスの充実を図りつつ、新たな雇用創出につなげます

 

また、この国の将来を担う子どもの育ちを社会全体で支援するため、子育て世代の支援に一層力を入れます。子ども手当の3歳未満への給付を1万3000円から2万円に拡充するほか、地方がそれぞれの実情に応じて、保育所などの現物サービスの充実のために使える、新たな交付金を設けます。

 

P201101181

東京都の事業所内保育所の視察 (平成22年7月24日)

 

さらに、企業による国内への投資拡大や雇用創出を促すため、税制面での対策として、先進国の中で米国と並んで最も高い水準にある法人実効税率を、5%引き下げます
 こうした施策などによって新たな雇用を生み出しながら、一方で、現在直面している、雇用をめぐる厳しい状況を改善するため、政府が先頭に立って雇用対策を行います

 

これまでにすでに実施してきた、新卒者や貧困・困窮者への就職支援などをさらに充実しつつ、雇用保険を受給できない方を対象に無料の職業訓練や訓練期間中の生活支援を行う、求職者支援制度を、恒久的な制度として創設します。

 

「新成長戦略」の本格的な実施へ
この23年度予算は、昨年6月18日に決定した「新成長戦略」で描かれた、元気な日本の復活に向けたシナリオのステップ3。

 

このステップ3にいたるまでの半年間、菅内閣は、急速な円高などにスピード感をもって対応しながら、予備費や補正予算を活用し、雇用や投資・消費の拡大などに重点を置いた経済対策を、ステップ1、ステップ2と実施してきました。

 

P201101182

新成長戦略実現に向けた「3段構えの経済対策」

 

これまで積み上げてきた施策を着実に進めながら、いよいよ「新成長戦略」を本格的に実施し、持続的な成長の基盤をつくっていきます。

 

限られた財源を有効に活用するため、メリハリのある予算に
日本の財政は、国の借金である国債の残高が約668兆円(23年度末見込み)。国民一人当たり約524万円相当に上るなど、厳しい状況に置かれています。

 

こうした中、限られた財政を最大限有効に活用できるよう、予算を戦略的に配分し、将来までの持続的な成長につなげるようなものにしなければなりません。

 

このため、予算の特別枠を設けるなどの工夫により、上に挙げたような「成長と雇用」につながる施策に重点化しつつ、一方で、これまで踏み込めなかった特別会計や独立行政法人の資金についても事業仕分けを行うなど、徹底的な無駄の排除を行いました。

 

P201101183

事業仕分けについて話し合われた行政刷新会議
(平成22年11月9日)

 

こうした取組によって、これまでの枠にとらわれない大胆な予算の組み替えを行い、歳出の大枠約71兆円、国債発行額約44兆円という、財政の健全化に向けた枠組み(※)を、維持しています。

 

※「財政運営戦略」(平成22年6月22日閣議決定)に盛り込まれた「中期財政フレーム」

 

今年の年頭所感で菅総理が示した国づくりの理念は、「平成の開国」、「最少不幸社会の実現」、「不条理を正す政治」。
今回の予算は、その方針を色濃く反映し、支え合い、分かち合いの絆をつなぎながら、元気な日本の復活に向け、大きく踏み出すものになっています。
これから、政府は、この予算の国会での成立に全力を尽くします。

 

―――次回、シリーズ第2回は、「元気な日本復活予算」のうち、農業再生のための取組を紹介する予定です。

 

【関連リンク】
23年度予算~元気な日本復活予算~(官邸HP)
 
KAN-FULL TV第10話【予算】 来年度政府原案決定 ~総理が明かす三つの攻防

 



最新の5件
2011年08月29日
最終話【全力】「最後の1日まで」... 退任直前の取り組みと、これから
2011年08月29日
菅政権の仕事・総括報告(5):大震災からの復旧・復興とエネルギー政策の転換
2011年08月29日
菅内閣の一週間(8月22日~8月28日)
2011年08月28日
菅政権の仕事・総括報告(4):外交・安全保障
2011年08月27日
菅政権の仕事・総括報告(3):国民・市民の目線からの取組

KAN-FULL BLOGについて

日本の元気を回復する「カンフル剤」たるべく、カン総理がフル回転。KAN-FULL BLOG(カンフル・ブログ)は、本人直筆で、動画出演で、更にスタッフ証言等で、立体的に発信しています。

カテゴリ

  • KAN-FULL TV(28) 多忙な公務の数分の隙間を見つけては、カメラに向かって総理が構えずに語ります。
  • 一歩一歩(33) 派手なニュースにはなりにくくても、着実に進む菅政権の諸政策。わかりやすくお伝えします。
  • 先を見すえて/菅直人直筆のページ(48) 中長期的な政策テーマについて、思うところを総理自身が一人称で随時執筆。最も一般的な「ブログ」風のコーナーです。
  • 官邸雑記帳(26) 間近だから見える、総理周辺のあれこれ。官邸スタッフ等が気軽につづります。
  • 菅内閣の一週間(33) 先週の菅内閣で、何が起きたか、進んだか。主な会議や行事等の内容について、わかりやすくお伝えします。
  • RSS1.0
  • RSS2.0
KAN-FULL BLOG http://kanfullblog.kantei.go.jp/