2011年4月

04/30(土曜日)

第18話【訪問】原発事故から41日目の福島 避難所

 

これは、《お話しが出来た方々》とのやり取りの記録です。総理同行カメラですから、総理と話せなかった方は当然、映せていません。そうした皆さんの思いを画面の外に想起することで、現地訪問の物理的・時間的制約を超えてゆかねばなりません。実際、「素通りで帰るのか!」という声が聞こえて、随行者らが一瞬戸惑う中、総理が1人で声の主の所に引き返す、という場面もありました。これからも、直接の対話は続きます。

 

 

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福島・田村市総合体育館

<総理と向き合い、大きな声で直訴する男性>

男性:もう頑張ってらっしゃるのはよくわかりますけれども、もっともっとですねぇ、頑張っていただいて、原発の収束の方を、よろしくお願いします!  本当によろしくお願いします!!

 

<段ボールの囲いの中で1人正座する女性に、警戒区域について話す総理>

総理:計画を立てて。その間は警察のみなさんにもご苦労いただいて、変な泥棒とか入らないようにですね、この地域をきちっと警戒をするというか。
少したったら一時的に立ち寄ることが順番にですね、できるように今、計画してますので。

 

女性:ありがたいです。優しい心遣いありがとうございます。

 

総理:いや、こちらこそ...

 

<総理に訴える御夫婦。奥には、赤ちゃんを抱いた娘さん>

女性:何とか早くしてもらいたい。私たちは先がないからいいんです。でも、あの子たちはこれからなんです。本当に大変で、みんな一生懸命やってるんだろうけども、原発なんとか抑えて下さい。

 

総理:長い避難生活で大変だと思いますけど、子供さんのためにも、全力を挙げてやりますんで。

 

男性:よろしくお願いします。

 

福島・郡山市 ビッグパレットふくしま

続いて、約1500人が避難している大型施設へ

 

<次々に総理へ要望・握手する方々>

男性:早く原発なんとかして下さい。

 

総理:原発を抑え込むために頑張ります。

 

女性:一時帰宅させて下さい。

 

総理:一時帰宅、計画立てます。

 

女性:早く、早く帰して下さい。

 

<正座するご夫婦に声をかける総理>

総理:大変でしょうが。

 

女性:ありがとうございます。うれしい...。

 

総理:精一杯、政府も国の方もやりますんで。

 

(福山官房副長官の声:ご苦労様です。)

 

<泣きながら総理に訴える女性>

女性:家に帰りたい...。

 

男性:帰りたいよな。

 

総理:もう少し時間かかりますけど。政府としても精一杯やりますから。本当に大変でしょうが。

 

<握手、握手...>

「頑張って」と握手を求められるほど、ますます強く総理が感じたことーー

 

<避難所で、報道陣の取材に応える総理>

総理:やっぱりこうして中にお邪魔して話を聞くとですね、皆さんの気持ちが本当に親身になって分かっていたかと言われると、《もっと被災者の立場に立って全てのことを考えなければならない》という(ことを)、改めて私も痛感いたしました。

 

<布団から起き上がり、涙ぐむお年寄りの男性に>

総理:そのままで結構ですから。頑張って下さい。

 

男性:ありがとうございます...。

 

総理:本当にご苦労ですが、頑張って下さい。本当にご苦労様です。

 

隣の若い男性:よろしくお願いします。

 

総理:精一杯やりますから。

 

<避難所から自宅まで65キロだという男性>

男性:総理、出来るだけ近い富岡町にして下さい。今は、アメリカよりも遠いんですよ。アメリカだったら、飛行機でひとっ飛びですから---。

 

<翌日の官邸での記者会見>

総理:「アメリカなら十数時間で行くことができるけれども、私の家には何週間も、場合によったら何か月かかっても帰れないかもしれない。何とか早く帰れるようにしてほしい。」...政府として全力を挙げなければならない。改めて、そのことを強く感じた次第であります。

04/28(木曜日)

進む決意と、悼む心と

 

明日からゴールデンウィークが始まります。この機会に、震災被災地にボランティア活動に行こうと計画していらっしゃる方、ぜひしっかりした準備と情報収集の上で、現地に赴いて下さい。

 

今日から全国展開される「復興アクション」キャンペーンは、過度な自粛をやめることなどを呼びかけ、日本全体で被災地を応援します。政府もその応援団の一員となって、力強く後押ししていきます。また明後日には、復興構想会議の第3回も予定されています。

 

---このように、復旧や復興が着実に歩み始めている中、いつも頭に浮かぶのは、あの日犠牲になられた方々や、そのご家族のことです。さらには、今も行方がわからないご家族を、懸命に探し続けていらっしゃる方々のことです。3月11日以来、なかなか前に進み始めるお気持ちになれない方は、決して少なくないに違いない。現地を訪問するたびに、強くそのことを感じます。

 

仏教で言えば今日は、あの日犠牲になられた方々の四十九日にあたることから、震災発生時刻の午後2時46分に、全国の多くの寺が「祈りと希望の鐘」を鳴らしたそうです。私も執務室で、犠牲者への追悼と、復興への決意をこめて、瞑目しました。

 

そして明日からは、復興のための一次補正予算案の国会審議に臨みます。5月2日の成立に向け、全力で頑張ります。

 

04/26(火曜日)

菅内閣の一週間(4月18日~4月24日)

 

東日本大震災から1ヶ月余りが経ち、復旧が次第に進んでいる中、がれき処理などの復旧のための第1次補正予算の概算を閣議決定。復興構想会議や同会議検討部会を開催し、復興に向けた取組を進めます。

下の表(画像)をクリックすると大きく表示されます。(官邸HPへ)

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04/23(土曜日)

第17話【訪問】震災1ヶ月の宮城県石巻市

 

「もっと現場を見ろ」「邪魔になるから行くな」「時期尚早」「遅すぎる」---様々な意見が飛び交う、総理の被災地訪問。《事実》を、淡々とお見せします。いつもの音楽もナレーションも、付けません。まずは、石巻から。

 

 

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<移動の車中から、外の人達と握手する総理>

女性:よろしくお願いします!

 

総理:しっかりやります!

 

漁民:お願いします!

 

<石巻市役所で地元首長らの報告を聴く>

亀山 石巻市長:雇用を守るということが、今一番必要な対策だと思っております。

 

阿部 東松島市長:国の出番です。間違いなく、国の規模でこの災害を乗り切っていかないと、復旧・復興はないと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。

 

<市役所内のラジオ石巻 臨時サテライトスタジオで生放送に出演>

ラジオ局DJ:菅総理はこのあと市内を回り、私たちの街の現状を視察します。

 

総理:石巻の皆さん、こんにちは。私、総理大臣の菅直人です。是非とも皆さんに、元気よく、復興の道筋を歩んでいただきたい。国としても全力をあげて、そうした皆さんの歩みに、全力をあげて一緒になってやっていきたい!

 

<石巻市内を見渡せる高台へ。住民に声をかける>

総理:ご苦労様。本当大変でしょうが...

 

<地元選出衆議院議員から被害状況の説明>

安住淳議員:あのマルハニチロの主力工場ですけど、この中は全然だめです。

 

<総理への注文>

女性A:早く復興するようにね、やっていただきたいです。

 

女性B:(総理の手を握って)お願いだから、みんなが幸せになれるようにしてね。

 

<再び移動のバス。運転する自衛隊員のヘルメットには「まげんな!東北!」の文字>

 

<移動の車中も、新たな余震の影響などを聴き取り>

総理:松島も(自衛隊)基地が水が出ないと言ってましたけど、どうですか、県内の...

 

村井宮城県知事:かなりライフラインはやられました。水道が止まり、ガスが止まりという

 

<インタビュー/総理が訪問する意義は―>

村井宮城県知事:まず、地元の人たちが安心しますので。また総理自らが被害状況を見ていただきますと、対応にまた違いが出てくるかと思いますので、このように来ていただけることを本当にありがたいと思っております。

 

<バスが急に止まる>

男性:ちょっと降りていただいて、はいお願いします。

 

<急きょ下車して、がれき撤去現場へと歩く総理>

総理:どうもご苦労様です!

 

作業の手を止める住民たち:あー菅さん!あ、あー!!

 

作業を説明する自衛隊員:剥がしながら、ああやって止まった所で、自衛隊や警察が剥がしていく...

 

総理:これだけの災害に対して、警察や自衛隊の皆さんが本当に寝食を忘れて頑張っていただいてる事を、本当に誇りに感じています! どうか頑張って下さい! ありがとうございます!

 

警察官ら:ありがとうございます!

 

総理:どうもありがとうございます!

 

<避難所では被災した皆さんと直接対話>(撮影なし/字幕のみ)

「これからどういう風に、自分たち生きていくのか...」

             ―総理が受けとめた、80代・女性の方の言葉

 

<漁業関係の方から直接要望を聞くため、石巻漁港へ>

安住淳議員:宮城県の漁船が、漁業船がすっかりダメになっちゃって...

 

総理:どうもご苦労様です。いや本当にご苦労さんです。

 

漁業関係者:車、それからこういう廃材が、海中に散乱しております。たらい回しでなく、早急に漁場、あるいは航路の撤去作業をしていただきたい。

 

集まった漁業関係者たちと総理:(声を合わせて)がんばろう、石巻! ガンバローー!

 

                            つづく

04/21(木曜日)

被災地の食材、美味しくいただいてます!

 

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官邸食堂の人気メニュー・かつ丼

 

総理官邸職員たちの、ランチタイム---丼のふたをあけると、ボリュームたっぷりに敷き詰められている肉は、福島県で育てられた豚。とてもみずみずしい小鉢のお浸しも、福島県で穫れた旬のアスパラガス。手前の胡麻和えは、千葉県の太陽を浴びて育ったほうれん草です。

 

中央合同庁舎4号館の食堂で、内閣府の職員たちが楽しんでいる若竹煮のワカメは、宮城の海から取り寄せました。今、余震の監視の合間に、気象庁職員が庁舎食堂で食べているのは、福島県のもやしと栃木県のキャベツで作った野菜炒め。これで元気を回復して、午後の仕事に取り組みます。

 

外務省庁舎の食堂の特別メニューは、茨城県のレタスやサニーレタス、グリーンカールと福島県のプチトマトを使った、その名も「がんばろうサラダ」。経済産業省の食堂事業者さんは、「被災地支援メニュー」が売れると、その売上げの一部を義援金にしています。

 

そして農産品と言えば、何といっても農林水産省。中央合同庁舎1号館の食堂では、豚ロース定食も、にら・もやし炒め定食も、焼きそばやスパゲティの具も、福島県産の食材です。売店で売っている牛乳・乳製品も、もちろん福島県産。これから1ヶ月ごとに、対象の県・地域を切り替えながら、震災や風評の被害を受けた産地の自慢の産品をいただきます。

 

この他、各府省の食堂メニューの一部を、表にまとめてみました。震災前にも増して、岩手県産、宮城県産、福島県産、茨城県産、栃木県産、群馬県産、千葉県産の新鮮な野菜や肉や海産物が、サラダや野菜炒め、定食、カレーなど、さまざまな料理に使われています。

 

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各府省の食堂で味わえるメニューの一覧表

 

霞が関で働く一同より、被災県の生産者の皆さんへ。手塩にかけた食材を、ありがとうございます。これからも、美味しくいただきます!

 

04/18(月曜日)

菅内閣の一週間(4月11日~4月17日)

 

東日本大震災から1カ月が経ち、総理は、復興を成し遂げるための原則を表明。この原則に沿って復興を進めるため、復興構想会議をスタートさせました。今後、震災被災地の生活支援とともに、≪創造≫的な復興に向けた取組を進めます。

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04/15(金曜日)

復興構想会議、スタート

 

昨日、第一回の東日本大震災復興構想会議を開いた。急なお願いにも関わらず、委員の皆さんから参加を快諾いただけたことは、本当にありがたかった。

 

被災地の知事に加え、多くの東北にゆかりのある方々に参加いただいた。特別顧問に就任いただいた梅原猛先生も、京都人のように思われているが、実は仙台市のお生まれで、漁民の血を引いておられるという。梅原先生は、報道陣のカメラの放列の前で冒頭挨拶され、「この老骨の命を、国のために捧げても良いという気持ちになっております。」「一週間に1回の会合のために京都から東京に来るくらい、何でもないのです。被災地で苦しむ人たちを見れば、そんなことは朝飯前です。」とおっしゃってくださった。大先輩からこのような強い決意と熱意を表明いただき、胸が熱くなった。(政府インターネットテレビでも紹介しているので、ぜひご覧いただきたい。)

 

初回から活発な意見交換があったが、今後も委員の皆様には、忌憚なく、それぞれの考えておられること、描いておられることをそのまま出していただきたいとお願いしている。夢のある、希望を抱ける提言をいただけるよう、私も会議に参加して自分の思いや質問をぶつけていきたい。単に元に戻す《復旧》ではなく、前より素晴らしい東北、そして日本を、必ずや《創造》するのだ。

 

04/13(水曜日)

緊張続く中......過度な自粛から、復興構想へ

 

東日本大震災が発生して、ブログによる私自身の発信は控えてきました。懸命に対応に取り組んでいた上に、多くの情報が飛び交う状況が続く中での混乱を避けるためです。1か月を経過した今も緊張状態は続いており、震災や原発事故への対応には今後も全力を傾けますが、少しずつブログも再開します。

 

昨日の記者会見で私は、被災地への思いやりの気持ちを持ちつつ、過度の自粛ムードはやめにしようと呼びかけました。過度の自粛ムードは、消費を減退させ日本全体の景気を冷え込ませます。逆に、被災地の産品を購入し、楽しむことは、被災地に対する支援になるからです。

 

明日は、復興構想会議の初会合を開きます。15人の委員の皆さんに、梅原猛特別顧問や私も加わって、先を見すえた議論を始めます。

04/13(水曜日)

カンフルブログ再開の御挨拶(広報スタッフより)

 

東日本大震災により亡くなられた方々とそのご遺族に対し、心よりお悔やみ申し上げます。また、被害に遭われた方々や避難生活を続けておられる方々に、お見舞い申し上げます。

 

3月11日の地震発生以来、内閣広報室では以下のような様々な媒体を新設し、震災関連情報を皆様にお届けしてまいりました。

 

首相官邸災害対策ページ
首相官邸災害情報ツイッター
「震災情報 官邸発」 FM・AM・ミニFMラジオで毎日放送
「政府からのお知らせ」 避難所に掲示する壁新聞
英語版フェイスブック

 

この間、これらの媒体を通じた災害情報の迅速な発信にスタッフ全員が総力を挙げていたため、「KAN-FULL BLOG」の更新が、一時停止状態を余儀なくされておりました。中断についてご説明もできぬままでおりましたことを、読者の皆様に、心よりお詫び申し上げます。

 

震災発生から1か月を過ぎ、本日から、「KAN-FULL BLOG」の更新を少しずつ再開いたします。災害に関連したものも含め、菅総理の思いや政府の取組について、再び分かりやすくお伝えしていきたいと考えております。あらためまして、今後とも、「KAN-FULL BLOG」をご愛読いただきますよう、よろしくお願いいたします。

 

また、東日本大震災や、それに伴う原発事故に関する情報については、引き続き、上記の各媒体その他の方法でも、多角的に発信を続けてまいります。

 

04/11(月曜日)

菅内閣の一週間(4月4日~4月10日)

 

岩手、宮城、福島の地方17紙に、震災関連の政府からの生活支援情報等を掲載開始。また、被災地の県知事、市長などからご意見を伺い、震災被災地の生活支援、復興に向け、さらに取り組んでいます。

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04/04(月曜日)

菅内閣の一週間(3月28日~4月3日)

 

被災者向けラジオ放送開始、被災者直行「壁新聞」の発刊など被災者、避難所への情報提供の実施。また、原子力被災者生活支援チームを設置し、福島原発周辺の被災者への生活支援に、さらに取り組んでいます。

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KAN-FULL BLOGについて

日本の元気を回復する「カンフル剤」たるべく、カン総理がフル回転。KAN-FULL BLOG(カンフル・ブログ)は、本人直筆で、動画出演で、更にスタッフ証言等で、立体的に発信しています。

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  • 菅内閣の一週間(33) 先週の菅内閣で、何が起きたか、進んだか。主な会議や行事等の内容について、わかりやすくお伝えします。
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