07/01(金曜日)

第23話【和解】B型肝炎訴訟 総理が謝罪、そしてこれから

 

子供時代にきっとあなたも受けた覚えのある、集団予防接種。その際の注射器の使い回しを国が長年放置したことで、沢山の国民がB型肝炎ウイルスに感染してしまいました。患者さん達と対面した総理は......

 

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6月28日 B型肝炎訴訟 原告団と対面
<全国原告団 谷口 三枝子 代表>
谷口さん:肉体的な苦しみ、差別・偏見の苦しみは地獄でした。

 

総理:本当に断腸の思いをいたしております。

 

<広島原告団 山本 重康 代表>
山本さん:夢は叶うものです。今日、菅総理との面談が実現したことが、その証でございます。

 

総理:被害者・患者の皆さんに、国を代表して心からお詫びを申し上げます。[演台の前に出て、原告団代表の方たちに深々と頭を下げる]

 

   集団予防接種の際に注射器の使い回しを国が長年放置したことで
   B型肝炎ウイルスに感染してしまった方々。
   全国各地で700人以上が国を訴えています。

   5年前に、最初の裁判の最高裁判決で国の責任が確定。
   今年の1月11日には、札幌地裁が和解案を提示しました。
   その2週間後...

 

<今年1月24日 施政方針演説>

総理:B型肝炎訴訟における裁判所の所見(和解案)には、前向きに対応し、国民のみなさまのご理解を得ながら、早期の和解を目指します。

 

   今国会の冒頭、総理はこの問題の解決に意欲を示し、
   合意に向けて協議が進められてきました。

 

<6月28日 基本合意書 調印式>

   そして28日、原告団と和解する基本合意書の調印式の後、
   総理は原告の方々など、およそ130人と面会し、直接謝罪しました。

 

総理:今後、和解金や検査費用のお支払いを含む基本合意書の内容を、誠実に実施をしていく事を、お約束を申し上げます。

 

<東京原告団 岡田 京子 代表>
岡田さん:本当は、被害を《放置した方》からの謝罪を聞きたい、と思っています。

 

<広島原告団 山本 重康 代表>
山本さん:無理難題を承知でのお願いです。菅総理からのトップダウンで、『B型肝炎を治せる病気に』という指示をして、治療・研究に注力していただきたいのです。

 

総理:これまで以上に力を入れて、その(B型肝炎)ウイルスをなくす事、あるいは発症を抑える事、その研究に力を入れると、この事はお約束をさせていただきます。

 

<北海道原告団 高橋 朋己 代表>
高橋さん:菅総理に期待してよろしいでしょうか?

 

総理:全力をあげて、具体的な補償ができるように頑張ります。

   具体的な補償。厚生労働省は、その対象となる方をおよそ40万人、
   今後30年間の補償総額を最大3.2兆円と推計します。
   この財源の確保も、大きな課題です。

 

<全国原告団 谷口 三枝子 代表>
谷口さん:「増税になったのは、B型肝炎患者(救済の財源確保)のせいだ」というような目で見られないよう、国のご配慮、何卒よろしくお願いいたします!

 

   この日、原告を支援する学生グループ『オレンジサポート』が
   総理に贈ったカレンダー。
   そこには総理の謝罪の日となった6月28日に印が...。
   しかし、この日で苦しみが終わるわけではありません。

 

<大阪原告団 小池 真紀子 共同代表>
小池さん:[声を震わせ、総理に]私が死んだ後でも、子供たちの被害は続くのです。娘は、子どもを産むために命の危険をおかして、薬の服用を先延ばしにしてきました。親子の人生を変えてしまった被害の根深さを、忘れないで下さい。

 

総理:本日の基本合意は、この問題解決のスタートラインである。このように私自身、認識をいたしております。

 

<総理、全国原告団の谷口代表と演台の前にて>

[谷口代表と両手で握手、深々と頭を下げる総理]
谷口さん:よろしくお願いします。(会場から拍手)

 



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