07/21(木曜日)

原発事故収束「ステップ1」達成とこれから

 

昨日、東日本大震災の被災地全域の復興に関わる第2次補正予算案が、衆議院を通過しました。速やかに成立し、被災地の皆さんのお役に立てるようになることを、願っています。

 

それに先立つ一昨日(19日)夕刻には、原子力災害対策本部の会合を開き、東電福島第一原発事故の収束に向けた工程表「ステップ1」の目標が達成された旨の報告を、海江田大臣、細野大臣から受けました。

 

事故発生から4ヶ月あまり。国の総力を挙げた収束に向けての取組は、着実に前進しています。細かなトラブル続きでご心配をかけた原子炉の循環注水冷却システムも動き始め、格納容器への窒素封入により、万が一の水素爆発のリスクも抑えることができました。大気中への放射線の放出量も、事故直後と比べると推定200万分の1になり、確実に減少しています。

 

今でも、しばしば、事故直後の日々のことを思い起こします。日本はどうなってしまうのだろうか、という張りつめた緊迫感と、背筋が寒くなるような感覚。次から次へと訪れる深刻な局面で、即座に下さねばならない一つ一つの判断。あの時の状況を思えば、「よくぞここまで来た」というのが偽らざる実感ですが、これは誰よりも、事故現場で作業されている何千人もの方々をはじめとする関係者の献身的な御努力のたまものです。先日のブログでも申し上げましたが、改めて感謝の気持ちと、今後とも無事で頑張っていただきたいという願いを新たにしています。

 

この先の「ステップ2」も、今まで以上に政府一丸となって取り組んでいかなければなりません。また、放射性物質に汚染された牛肉の流通を契機に、《食の安全》への不安感も広がっています。出荷停止措置や必要な検査の徹底により、省庁の縦割りの隙間に問題が落ちることのないように目を光らせ、問題がある食品は流通させない体制を確実にします。

 

一昨日の対策本部の席上、私は「決してこれから先もなだらかな道ではないということを、お互いに覚悟しながら、更なる努力を」と出席者全員に呼びかけました。未だ避難されている方々の帰宅問題をはじめとして、原発事故との戦いは、まだまだ続きます。

 



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